地獄加齢

日常に潜む「老い」の記録

ケイコの炒飯

母ケイコはよく昼飯に炒飯を作ってくれるんだが、そもそもケイコは炒飯=「冷蔵庫内の残り物を一括処理する手段」と信じ込んでいる人間であり、加齢により味覚障害もレベルアップしたこともあって彼女が昼時に振るフライパンの中には残飯にしか見えないものが出来立てアツアツでこびりついていたりする(テフロンすっかりハゲ散らかしたティファール)。

 

今日は「細かく切り刻んだ煮物の残り物(一昨日製造)」と「昨日食べ残したキュウリの酢の物」、そして「フジッコの昆布の佃煮」、そして(高値が続いてるから)少量の卵の炒飯だった。

 

何か言いたいのをグッと抑え込み、ほんの少しだけ食べて黙って皿を洗った自分は今日もよく頑張りました。

ケイコの炒飯

friedrice